BT大屋根耐震補強工事

建築 / 商業施設・テナントビル

メイン工事として二重鋼管ブレースの施工を行いました。通常の二重鋼管ブレース補強は2本の斜材を用いるところを、今回は規模が大きいため4本を使用し、Xの形で取り付けました。ブレースの上部端部が梁から柱にかけてアールを描いていたため、フィルムを使用して形状を写し取り、正確に測定してプレートを作成しました。また、二重鋼管ブレースに合わせて方杖も円柱の柱に取り付けるため、柱芯の実測も慎重に行いました。方杖の取り付けでは、1本の柱に対して最大4本の設置が求められ、高さを揃えるために根本の取付プレートを切断して調整しました。

高所作業車を使用したため、完全フルハーネスを実施しました。特に溶接作業では、近くを通られるお客様への配慮から見張りを配置し、床面の水養生や煙の方向を考慮して作業を行いました。溶接部材が分厚く、冬期作業では部材が冷たくなるため、温めてから作業を行うなど、温度管理に苦労しました。

このような大規模で難易度の高い現場を無事故で完工したことで、関係会社様より感謝状をいただき、安全管理、工程管理、品質管理が高く評価されました。

工事概要

  • 施工者

    株式会社キーマン 東京支社

  • 工事期間

    令和5年9月1日~令和6年2月29日

  • 工事概要

    方杖補強、アングルブレース補強、二重鋼管ブレース補強、鉄骨梁新設

    方杖 44個所 
    アングルブレース 4個所 (1工面 タテヨコ4m×7m)
    二重鋼管ブレース 3個所 (1工面 タテヨコ7m×7m Φ244.5鋼管材4本)
    鉄骨梁 1箇所 (H-350x175x7x11 L=7m)

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